それはいつかの想いで語り~閑話~
アル>お嬢、俺が知っている話は此処までだ。
マリセ>私が聞いている話とはまったく違う・・・。
本宅の爆破が元で、お父様もお母様も死んでしまったって聞いていたのに・・・。
アル>それはおそらく、お嬢の祖父、トルディバル卿の思いやりだろう。
冒険者として活動し、冒険の末に行方不明になったと言えば、
お嬢は間違いなく冒険者の・・・奥様と同じ道を辿るんじゃないか・・・そう考えたんじゃないか?
マリセ>ねえ、アル。お母様達はその遺跡に向かって、その後は何もわからないの?
アル>皇の話では・・・奴が渡した魔法石の発動が確認されてはいるらしい。
マリセ>魔法石?どんな魔法かとかって聞いた?
アル>聞いたが、魔道の知識が無い俺にはさっぱりでな。
要約すると研究中の空間転移魔法らしいんだが・・・・
マリセ>大導師様の研究・・・空間転移って言ったら・・・
アル>未完成の・・・魔法だったそうだ。どこへいくか、ましてどこへいったか・・・。
それすらもわからないらしい・・・。
マリセ>そんな・・・・お父様、お母様・・・・・・。

アル>お嬢。真実がどうあれ、旦那様も奥様も現実にいない。
それは変わらない事だ。
だったら、やることも・・・出来ることも・・・何も変わらない。
マリセ>出来る・・・こと?
アル>どんな気持ちで新生魔法を学んだんだ、お嬢?
初心に帰れ。そして出来る事を思い出したんなら・・・・
やる事だってわかるだろう?

マリセ>・・・・アル・・・・・・・・。
マリセ>私が聞いている話とはまったく違う・・・。
本宅の爆破が元で、お父様もお母様も死んでしまったって聞いていたのに・・・。
アル>それはおそらく、お嬢の祖父、トルディバル卿の思いやりだろう。
冒険者として活動し、冒険の末に行方不明になったと言えば、
お嬢は間違いなく冒険者の・・・奥様と同じ道を辿るんじゃないか・・・そう考えたんじゃないか?
マリセ>ねえ、アル。お母様達はその遺跡に向かって、その後は何もわからないの?
アル>皇の話では・・・奴が渡した魔法石の発動が確認されてはいるらしい。
マリセ>魔法石?どんな魔法かとかって聞いた?
アル>聞いたが、魔道の知識が無い俺にはさっぱりでな。
要約すると研究中の空間転移魔法らしいんだが・・・・
マリセ>大導師様の研究・・・空間転移って言ったら・・・
アル>未完成の・・・魔法だったそうだ。どこへいくか、ましてどこへいったか・・・。
それすらもわからないらしい・・・。
マリセ>そんな・・・・お父様、お母様・・・・・・。

アル>お嬢。真実がどうあれ、旦那様も奥様も現実にいない。
それは変わらない事だ。
だったら、やることも・・・出来ることも・・・何も変わらない。
マリセ>出来る・・・こと?
アル>どんな気持ちで新生魔法を学んだんだ、お嬢?
初心に帰れ。そして出来る事を思い出したんなら・・・・
やる事だってわかるだろう?

マリセ>・・・・アル・・・・・・・・。
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